気づけば毎日、仕事や人間関係に追われて、ふと立ち止まる余裕もない。
本当はもっと楽しく、気楽に生きたいはずなのに、現実はストレスだらけ。「やりたいことがわからない」「このままでいいのかな」――そんな漠然としたモヤモヤを感じていませんか?
やりたいことを見つけたい。でも、何をしたいのかはっきりしない。
そんなあなたにこそ知ってほしいのが、“やりたくないこと”に目を向ける方法です。
✅この記事を読むと、こんなことがわかります
・やりたいことが見つからない理由
・やりたくないことを整理する具体的なやり方
・ストレスを減らし、自分らしい人生を整えるヒント
今日からできる!ストレスを減らす“タスクの3分類術
日ごろから生活していると何かとタスクが発生します。
仕事や家事、プライベート、、、
気づかないうちに膨大なタスクをこなしているのですが、その中にはやりたいこと、やりたくないこと、どうでもいいことの三つに分けることができます。
例えば、日々のタスクを見直してみると、それぞれ次のように分類できます。
✅やりたいこと
自分の心が自然と動くもの、やっていて気持ちが満たされるものです。
- カフェで読書をする
- 好きな音楽を聴きながら料理をする
- 自分の成長につながる勉強をする
- 気の合う友人と過ごす時間
「これをやっているときは時間を忘れる」ような感覚があるものが、このカテゴリです。
✅やりたくないこと
ストレスを感じたり、終わったあとにどっと疲れるようなタスクです。
- LINEの返信を義務のように感じる関係
- 上司の顔色をうかがって行動する
- 義務感だけで続けている習慣(早朝の筋トレなど)
- 行きたくないのに参加する付き合いの飲み会
こういったタスクは、あなたの本音に反している場合が多く、「心の違和感」の元になります。
✅どうでもいいこと
こだわりもなく、気づけばやっているけれど、なくても困らないものです。
- なんとなく開いてスクロールしているSNS
- 適当に見ているテレビやYouTube
- ルーティン化しているけれど意味のない作業
- 頼まれたから仕方なく引き受けた用事
これらは、時間とエネルギーをじわじわと奪う“無意識の浪費”とも言える存在です。
こうして日々のタスクを3つに仕分けてみると、今まで無意識にこなしていたことの中に、自分にとって本当に大切なものと、そうでないものがはっきりしてきます。
「これ、実はそんなに必要じゃなかったな」と気づくこともあれば、「これはもっと大事にしたい」と思えることも出てくるはずです。
次のセクションでは、この「やりたくないこと」にしっかりと向き合いながら、
なぜそれがイヤなのか?本当はどうしたいのか?
その答えを一緒に探っていきましょう。
なぜそれがイヤなのか?本当はどうしたいのか?
あなたも、こんなふうに感じたことはありませんか?
・やる気が出ないまま、なんとなく毎日が過ぎていく
・休日になると「結局なにもしなかった」と自己嫌悪
・SNSで誰かの活躍を見ると、自分だけ置いていかれた気分になる
私自身も以前、「これがやりたい!」と胸を張って言えるものがなく、焦っていました。
でも、ある日思ったんです。「じゃあ逆に、やりたくないことは?」と。
私たちは、忙しさや慣れの中で、つい「これが普通」「仕方ない」と思って、
自分のイヤだという感情を押し込みがちです。
でも、その違和感を無視し続けると、心も身体もどこかで疲弊してしまいます。
だからこそ、一度立ち止まって自分に問いかけてみてほしいんです。
- 「どうしてこれがイヤなんだろう?」
- 「本当は、どうだったら心地いい?」
- 「もし自由に選べるなら、どうしたい?」
こうして自分の内側と対話していくと、“やりたくないこと”を避けるだけでなく、どうしたいかという意志が少しずつ輪郭を持ちはじめます。
つまり、「やりたくないこと」はただのネガティブな感情ではなくて、
“やりたいこと”を見つけるための入り口なんです。
イヤなことをしっかり見つめることは、自分自身の「こう在りたい」を知るための第一歩。
次のセクションでは、その「やりたくない」の裏にどんな“やりたい”が隠れているのか、さらに掘り下げていきましょう。
小さな一歩から、行動にうつすコツ
「やりたくないこと」に気づき、そこから「本当はこうしたい」という想いが見えてきたとしても、
じゃあ実際に行動に移すかというと、それがなかなか難しい。
頭では「このままじゃしんどい」とわかっていても、
心のどこかで「変えるのが怖い」「面倒なことになるかも」と感じてしまう。
それってすごく自然なことです。
私たちは、たとえつらくても“慣れた環境”に安心してしまう生き物だから。
でも、だからこそ大事なのは、いきなり人生を大きく変えようとしないこと。
行動は、ほんの少し、ほんの小さな一歩からでいいんです。
たとえば、こんな一歩で十分
- ✅「いつまでも終わらない残業はもうやりたくない」
→ だから、「今日は定時で帰って、自分の時間を取り戻す」と決めてみる。 - ✅「疲れているのに無理してLINEを返すのはもうイヤだ」
→ だから、「返事は明日にして、今はゆっくり休む」ことを自分に許してみる。 - ✅「ずっと予定に追われてばかりで、気づいたら1日が終わってる」
→ だから、「5分だけでもベランダに出て、空を見上げる」という時間をつくってみる。 - ✅「本当は行きたくないけど、誘われたから仕方なく参加する」
→ だから、「今日は誘いを断って、自分の時間を大切にする」という選択をしてみる。
こうして「やりたくないこと」をちゃんと見つめることで、
それを避ける行動が、自然と“自分が望んでいたこと”につながっていくことがわかります。
無理して前向きになろうとしなくていい。
ただ、自分の「イヤだな」という感覚を大切にすれば、そこからやりたいことへの一歩が見えてくるんです。
他人のペースじゃなく、自分のペースで
SNSでは「夢を叶える方法」や「すごい成功例」があふれています。
でも、それに乗っかる必要はありません。
大事なのは、“あなたにとっての心地よさ”を守ること。
大きな目標じゃなくていい。
人から見てすごい行動じゃなくていい。
あなた自身が「これならちょっとやってみたいな」と思えることが、行動の原動力になります。
完璧じゃなくていい、「ちょっと変えてみる」でいい
「全部変えなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と思うと、またしんどくなってしまいます。
でも、今日ほんの少しだけラクをする。自分をちょっとだけ甘やかしてあげる。
そんな小さな積み重ねが、気づけば生き方そのものを変えていく力になるんです。
だから、今すぐ大きなチャレンジをしなくても大丈夫。
まずは、自分に正直な小さな行動を、一つだけやってみてください。
それが、「楽してうまくいく」あなたらしい生き方の、はじまりになります。
まとめ
今回のまとめです。やりたいことを見つけるためのシンプルなフローは、
身の回りの“やること”を洗い出す
┗ 仕事・家事・人付き合い・趣味など、日常の行動を全部書き出してみる
【やりたい/やりたくない/どうでもいい】に分ける
┗ 感情でOK!「気が重い」「やってて楽しい」「別にやらなくてもいい」で判断
“やりたくない”と感じた理由を掘り下げてみる
┗ 「なぜイヤなのか?」「本当はどうしたいのか?」を問いかけてみる
見えてきた“やりたいこと”を、小さな行動に変える
┗ 「1日だけ定時で帰る」「無理な誘いは断ってみる」など、できそうな一歩から
それを実践して、心の変化を感じてみる
┗ 少し気持ちが軽くなった、ホッとした。それが“正しい方向”のサインです
自分を変えようと焦って行動する必要はありません。
まずは、今日一日だけでも、自分の気持ちに正直な選択をしてみてください。
その小さな行動が、がんばらなくても気楽にうまくいく生き方をつくっていきます。
“やりたいことの見つけ方”に悩んでいるなら、まず“自己理解”から始めることが近道です。
やりたくないことをリスト化すると、自分の価値観や本音に気づきやすくなります。
これは、ストレス軽減にもつながり、結果的に人生を整えるヒントになります。
「好きなことを仕事にしよう」「やりたいことをやろう」なんて言われても、そもそも“自分の好き”がわからない。
そんなときは、こちらの記事で紹介している『5つの質問』を試してみてください。→ [自分の“好き”を見つける5つの質問]
きっと、あなたの中にある“まだ気づいていない好きを”見つけるヒントになります。
コメント